樹脂プラスチック材料環境協会 / Resin & Plastic Materials Environmental Association

ほしい「原料・材料・素材・機械・加工・技術・環境ソリューション」を持つメーカーと、直接つながる / "Connect directly with manufacturers that provide the desired raw materials, components, machinery, processing techniques, technologies, or environmental solutions."

     

用語集

非結晶性樹脂プラスチック とは

樹脂・プラスチックには、熱可塑性樹脂熱硬化性樹脂の2種類が存在します。また、熱硬化性樹脂に関しては、結晶性樹脂と非結晶性樹脂の2種類に分類されます。

非結晶性樹脂とは、ガラス転移点のみが存在します。反対に、結晶性樹脂は融点とガラス転移点の両方を有します。また、非結晶性樹脂は分子鎖がランダムに並んでいます。反対に、結晶性樹脂は分子鎖が規則的に並んでいます。

結晶性樹脂 非結晶性樹脂
汎用プラスチック 高密度ポリエチレン(HDPE) / 低密度ポリエチレン(LDPE) / ポリプロピレン(PP) ポリスチレン(PS) / ポリ塩化ビニル(PVC) / AS樹脂 / ABS樹脂 / アクリル樹脂(PMMA)
エンプラスチック ナイロン6(ポリアミド6:PA6) / ナイロン6(ポリアミド6:PA6) / ポリアセタール(POM) / ポリブチレンテレフタレート(PBT) ポリカーボネート(PC) / 変性ポリフェニレンエーテル(PPE)
スーパーエンプラスチック ポリフェニレンサルファイド(PPS) / ポリエーテルエーテルケトン(PEEK) / 液晶ポリマー(LCP)
透明性 不透明 透明な材料も存在する
硬度 比較的硬い(硬度と弾性、剛性に優れる) 比較的柔らかい(柔軟性と強靭性に優れる)
耐熱性 高い 低い
収縮率 大きい(1%以上) 小さい(1%以下)
耐溶剤性 優れる 劣る
このページに掲載されている企業・商品・材料等情報は、当協会が各企業の公式ホームページに掲載されている情報等を収集した上で、掲載を行っております。情報を精査し正しい情報掲載をしておりますが、当協会がそれを保証するものではありません(情報に誤りがあった場合は、お問合せフォームよりご連絡ください)。また、各種引用元のデータの変更、追加、削除などにより生じる情報の差異について、当協会は一切の責任を負わないものとします。当協会は、当サイトの掲載情報から直接的、または間接的に発生したと思われるいかなる損害についても責任を負わないものとします。  

-用語集
-,

関連記事

lca cfp

EEA(エチレン・アクリル酸エチル共重合体/Ethylene-Ethyl Acrylate copolymer)とは

Contents1 EEAとは2 EEAの特性3 EEAの用途 EEAとは EEAとはエチレン・アクリル酸エチル共重合体です。英語ではEthylene-Ethyl Acrylate copolymer …

lca cfp

脆性破壊(brittle fracture)とは

物体に外力を作用させると、弾性変形・塑性変形を生じた後、破壊に至ります。破壊するまでの変形が小さく、かつ、弾性変形のみであって、永久変形がないが、あっても無視できるほどに小さい(たとえば5%以下)とき …

ポリエチレンテレフタレート(PET)の成膜不具合と対策

ポリエチレンテレフタレート(PET)の成膜不具合は、製造プロセス中やその後の処理において、様々な原因で発生します。以下に、代表的な不具合の種類とそのメカニズムを一覧表でまとめました。 不具合の種類メカ …

lca cfp

1,3-双極子(1,3-dipolar)とは

1,3-双極子(1,3-dipolar)とは3つの原子が共有結合をしていて、形式電荷を持つ2つの原子とπ結合によって形成されている共鳴構造を持つ分子構造です。プラスの形式電荷を持つ原子が中心になり、隣 …

lca cfp

マイケル付加反応(Michael addition)とは

マイケル付加反応(Michael addition)とは米国の化学者Arthur Michaelによって提唱された求核付加反応です。α,β-不飽和カルボニル化合物に対して求核剤が付加する反応で、1,4 …