樹脂プラスチック材料環境協会 / Resin & Plastic Materials Environmental Association

ほしい「原料・材料・素材・機械・加工・技術・環境ソリューション」を持つメーカーと、直接つながる / "Connect directly with manufacturers that provide the desired raw materials, components, machinery, processing techniques, technologies, or environmental solutions."

     

化学用語 用語集

非共有電子対(lone pair)とは

非共有電子対(lone pair)は孤立電子対とも呼ばれる結合に関与していない電子対です。最外殻にある電子対の中で他の原子と共有されていないという意味合いで非共有電子対と呼ばれています。

非共有電子対は反応性を持つ電子対で、ルイス塩基性を持つ分子では非共有電子対を持っています。例えば、水分子では酸素原子が二組の非共有電子対を持っていて、別の水分子の水素と水素結合を形成して安定化する性質があります。アルカリ性の水溶液に存在する水酸化物イオンは3つの非共有電子対を持ち、高い求核性も持つのが特徴です。

非共有電子対を持つ分子は電子を供与できるため、金属錯体の形成にも関与します。一般的に金属錯体の中心金属はd軌道やf軌道などに空軌道を有するため、非共有電子対を持つ分子が配位子として廃位結合を形成することができるからです。陽イオンにも非共有電子対を持つ分子が配位して安定化することがあります。非共有電子対による水素結合や配位結合には方向性があるのも特徴です。被占軌道の方向にだけ電子対を供与できる性質があるため、水分子の相互作用による構造化や分子内配位によるタンパク質などの生体分子の構造形成にも非共有電子対が寄与しています。

このページに掲載されている企業・商品・材料等情報は、当協会が各企業の公式ホームページに掲載されている情報等を収集した上で、掲載を行っております。情報を精査し正しい情報掲載をしておりますが、当協会がそれを保証するものではありません(情報に誤りがあった場合は、お問合せフォームよりご連絡ください)。また、各種引用元のデータの変更、追加、削除などにより生じる情報の差異について、当協会は一切の責任を負わないものとします。当協会は、当サイトの掲載情報から直接的、または間接的に発生したと思われるいかなる損害についても責任を負わないものとします。  

-化学用語, 用語集
-

関連記事

lca cfp

海洋生分解性プラスチック(marine biodegradable plastic)とは

海洋生分解性プラスチック(marine biodegradable plastic)とは生分解性プラスチックの中で、海洋でも生分解を受けて最終的には水と二酸化炭素に分解されるプラスチックです。生分解性 …

lca cfp

射出成形の成形温度(射出温度・整形温度)の一覧データ

樹脂プラスチックの射出成形では、各樹脂の種類に応じて最適な成形温度があります。成形温度は、材料の種類、金型温度、射出時の樹脂温度などに大きく影響されます。以下に、代表的な樹脂プラスチックの射出成形にお …

lca cfp

σ結合(sigma bond)とは

σ結合(sigma bond)とは分子軌道理論によって定義された結合軸を持つ方向性のある共有結合です。2つの原子間で形成される結合の一種で、分子軌道関数による相互作用が結合軸に対して対称形になるのがσ …

lca cfp

グラフトポリマー(graft polymer)とは

グラフトポリマー(graft polymer)とはグラフト重合によって合成された分岐構造を持つポリマーです。グラフト(graft)とは接ぎ木の意味で、ポリマーに成長末端とは異なる反応点を作り出して、接 …

lca cfp

二酸化炭素(CO₂/carbon dioxide)とは

二酸化炭素(CO₂)とは1つの炭素原子と2つの酸素原子が結合している無機化合物です。常温常圧で無色無臭の気体で、大気中に約0.04%含まれています。二酸化炭素は液体に溶解しやすい性質があり、炭酸飲料の …