樹脂プラスチック材料環境協会 / Resin & Plastic Materials Environmental Association

ほしい「原料・材料・素材・機械・加工・技術・環境ソリューション」を持つメーカーと、直接つながる / "Connect directly with manufacturers that provide the desired raw materials, components, machinery, processing techniques, technologies, or environmental solutions."

     

化学用語 用語集

双極子モーメント(dipole moment)とは

双極子モーメント(dipole moment)とは二つの原子または原子団の間に生まれる電荷の偏りです。一般的な共有結合では電気陰性度が高い原子がマイナス、電気陰性度が低い原子がプラスになり、電気陰性度が高い原子の方に電子が偏ります。電子の偏りによって微小空間で原子間に生まれた分極の程度を定量化する物理量として用いられているのが双極子モーメントです。双極子モーメントは-から+の方向を正として定義するベクトル量です。例えば、炭素原子と塩素原子の結合では、炭素原子がプラス、塩素原子がマイナスに帯電します。双極子モーメントは塩素原子から炭素原子の方向に発生します。

双極子モーメントはμとしてC・mまたはD(デバイ)を単位として表記します。Qを電荷、rを距離ベクトルとしたときにμ=Q・rとして定義される物理量で、比較や評価の際にはデバイが単位としてよく用いられています。1D=3.336×10^-30C・mとして換算が可能です。

双極子モーメントのある分子は配向性を持ちます。マイナスに帯電している部分はプラスに帯電している部分と静電相互作用をするからです。強い双極子モーメントがあるときには溶液中でもクラスターになります。双極子モーメントが弱くても結晶にすると規則的な構造になりやすいため、X線結晶構造解析をしやすいのが一般的です。

このページに掲載されている企業・商品・材料等情報は、当協会が各企業の公式ホームページに掲載されている情報等を収集した上で、掲載を行っております。情報を精査し正しい情報掲載をしておりますが、当協会がそれを保証するものではありません(情報に誤りがあった場合は、お問合せフォームよりご連絡ください)。また、各種引用元のデータの変更、追加、削除などにより生じる情報の差異について、当協会は一切の責任を負わないものとします。当協会は、当サイトの掲載情報から直接的、または間接的に発生したと思われるいかなる損害についても責任を負わないものとします。  

-化学用語, 用語集
-,

関連記事

lca cfp

活性化エネルギー(activated energy)とは

活性化エネルギー(activated energy)とは化学反応で原系から生成系に至るときに乗り越えなければならないエネルギー障壁です。化学反応を進行させるために外部から加える必要があるエネルギーとも …

lca cfp

カチオン重合(cationic polymerization)とは

カチオン重合(cationic polymerization)とは重合反応の活性種がカチオンになっているイオン重合です。カチオン重合ではカチオンの活性種に付加反応を起こし、新たにカチオンを発生させるこ …

lca cfp

共重合(copolymerization)とは

共重合(copolymerization) 共重合(copolymerization)とは複数のモノマーを重合させてポリマーを合成する方法です。よく行われているのは二種類のモノマーを重合させる方法です …

lca cfp

重合度(degree of polymerization)とは

重合度(degree of polymerization)とは高分子を構成するモノマー単位の数を指します。モノマーAを単独重合させてAAA…Aという高分子を合成した場合にはAの数が重合度です。モノマー …

lca cfp

オレフィン樹脂 とは

オレフィン樹脂とは、プラスチック樹脂の中でエチレン、プロピレンなどの単独重合体、または、共重合体の樹脂のことを指します。オレフィンはアルケンとも呼ばれます。 またオレフィン樹脂は、炭化水素において二重 …