ロックウェル硬さ試験(Rockwell Hardness)とは
測定機に圧子(剛球)を取り付け、試料を取り付けた受台を上昇させ、はじめ小荷重10kgfを加える。この状態を基準値とする。
一度荷重を、0に戻し、その後大荷重を加え、再び基準荷重に戻すしたときの圧子の侵入深さの差を求めます。
スケール | ロックウェル 硬さの記号 | 圧子 | 基準荷重 kgf,N | 試験荷重 kgf,N | 硬さ算出式 |
R | HRR | 径12.7㎜の剛球 | 10.(98.07) | 60(588.4) | 130-500h 但し、hは㎜単位 |
L | HRL | 径6.350㎜の剛球 | 10.(98.07) | 60(588.4) | 130-500h 但し、hは㎜単位 |
M | HRM | 径6.350㎜の剛球 | 10.(98.07) | 100(980.7) | 130-500h 但し、hは㎜単位 |
ロックウェル硬さ試験例
圧子径12,700㎜、剛球、小荷重10kgfを加え基準値を求めます。大荷重60kgfを加え、再び戻して、h=0.03㎜とします。
硬さ=130−500h=130−0.03
=115
硬さ HRR 115