樹脂プラスチック材料環境協会 / Resin & Plastic Materials Environmental Association

ほしい「原料・材料・素材・機械・加工・技術・環境ソリューション」を持つメーカーと、直接つながる / "Connect directly with manufacturers that provide the desired raw materials, components, machinery, processing techniques, technologies, or environmental solutions."

     

用語集

ロックウェル硬さ試験とは(JIS K 7202)

ロックウェル硬さ試験(Rockwell Hardness)とは

測定機に圧子(剛球)を取り付け、試料を取り付けた受台を上昇させ、はじめ小荷重10kgfを加える。この状態を基準値とする。

一度荷重を、0に戻し、その後大荷重を加え、再び基準荷重に戻すしたときの圧子の侵入深さの差を求めます。

スケールロックウェル
硬さの記号
圧子基準荷重
kgf,N
試験荷重
kgf,N
硬さ算出式
RHRR径12.7㎜の剛球10.(98.07)60(588.4)130-500h
但し、hは㎜単位
LHRL径6.350㎜の剛球10.(98.07)60(588.4)130-500h
但し、hは㎜単位
MHRM径6.350㎜の剛球10.(98.07)100(980.7)130-500h
但し、hは㎜単位

ロックウェル硬さ試験例

圧子径12,700㎜、剛球、小荷重10kgfを加え基準値を求めます。大荷重60kgfを加え、再び戻して、h=0.03㎜とします。

硬さ=130−500h=130−0.03

  =115

硬さ HRR 115

このページに掲載されている企業・商品・材料等情報は、当協会が各企業の公式ホームページに掲載されている情報等を収集した上で、掲載を行っております。情報を精査し正しい情報掲載をしておりますが、当協会がそれを保証するものではありません(情報に誤りがあった場合は、お問合せフォームよりご連絡ください)。また、各種引用元のデータの変更、追加、削除などにより生じる情報の差異について、当協会は一切の責任を負わないものとします。当協会は、当サイトの掲載情報から直接的、または間接的に発生したと思われるいかなる損害についても責任を負わないものとします。  

-用語集
-,

関連記事

lca cfp

連鎖重合(チェーンポリメライゼーション)の種類と試験方法

連鎖重合(チェーンポリメライゼーション)は、モノマーの反応によって高分子(ポリマー)が形成される化学反応の一種です。以下は、連鎖重合の主要な種類とそれぞれの試験方法を比較した表です。 項目ラジカル重合 …

lca cfp

活性化エネルギー(activated energy)とは

活性化エネルギー(activated energy)とは化学反応で原系から生成系に至るときに乗り越えなければならないエネルギー障壁です。化学反応を進行させるために外部から加える必要があるエネルギーとも …

lca cfp

パーフルオロカーボン類(PFCs/perfluorocarbons)とは

パーフルオロカーボン類(PFCs)は炭素原子とフッ素原子から構成される化合物で、フロン類の一種です。パーフルオロカーボン類に含まれる物質として代表的なのはPFC-14(CF4)、PFC-116(C2F …

lca cfp

高分子化合物 とは

高分子化合物とは、化学の教科書などでは分子量が1万以上の線状化合物と書かれていますが、もっと簡単表しますと、結合された分子量がとても大きい化学物質と言えます。また、高分子化合物には低分子、中間分子、高 …

lca cfp

脆化(ぜいか)温度-brittle(ness) temperature/brittle pointとは

脆化(ぜいか)温度[brittle(ness) temperature / brittle point]とは、脆化点ともいわれ、一般的にプラスチックを低温環境にさらし、脆性破壊が起こる限界温度のことを …