用語集

ロックウェル硬さ試験とは(JIS K 7202)

ロックウェル硬さ試験(Rockwell Hardness)とは

測定機に圧子(剛球)を取り付け、試料を取り付けた受台を上昇させ、はじめ小荷重10kgfを加える。この状態を基準値とする。

一度荷重を、0に戻し、その後大荷重を加え、再び基準荷重に戻すしたときの圧子の侵入深さの差を求めます。

スケールロックウェル
硬さの記号
圧子基準荷重
kgf,N
試験荷重
kgf,N
硬さ算出式
RHRR径12.7㎜の剛球10.(98.07)60(588.4)130-500h
但し、hは㎜単位
LHRL径6.350㎜の剛球10.(98.07)60(588.4)130-500h
但し、hは㎜単位
MHRM径6.350㎜の剛球10.(98.07)100(980.7)130-500h
但し、hは㎜単位

ロックウェル硬さ試験例

圧子径12,700㎜、剛球、小荷重10kgfを加え基準値を求めます。大荷重60kgfを加え、再び戻して、h=0.03㎜とします。

硬さ=130−500h=130−0.03

  =115

硬さ HRR 115

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