用語集

スーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ) とは

スーパーエンプラとは、スーパーエンジニアリングプラスチック(Super Engineering plastic)の略語で、エンジニアリングプラスチック(エンプラ)を超える特性をもつプラスチック樹脂です。

具体的には、主に耐熱性(150度以上で長時間使用可能)や高温時の機械特性、耐溶剤性、耐摩耗性などがエンプラより優れています。しかし、優れているが故に、原料のキログラム単価も高価になります。

用途としましては、過酷な環境評価が行われる自動車、車載関係や航空機関係などに使用されます。また、機械部品の歯車などの用途にも使用されます。

スーパーエンプラの種類には、ポリサルフォン(PSF)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリイミド(PI)、フッ素樹脂(fluorocarbon polymers)、液晶ポリマー(LCP)、非結晶性ポリアリレート(PAR)、非結晶性ポリエーテルイミド(PEI)、非結晶性ポリフェニルスルホン(PPSU)、非結晶性ポリスルホン(PSU)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などがあります。

▷ スーパーエンジニアリングプラスチックの製品一覧はこちら

このページに掲載されている企業・商品・材料等情報は、当協会が各企業の公式ホームページに掲載されている情報等を収集した上で、掲載を行っております。情報を精査し正しい情報掲載をしておりますが、当協会がそれを保証するものではありません(情報に誤りがあった場合は、お問合せフォームよりご連絡ください)。また、各種引用元のデータの変更、追加、削除などにより生じる情報の差異について、当協会は一切の責任を負わないものとします。当協会は、当サイトの掲載情報から直接的、または間接的に発生したと思われるいかなる損害についても責任を負わないものとします。  

-用語集
-

関連記事

lca cfp

モノマー(単量体)/monomer とは

「モノ」とは「一つ」を意味する接頭語(ギリシャ語)です。また、「マー」とは繰り返し単位のことです。要するに、モノマー(monomer)とは単位が一個ということを意味します。また、このモノマーが多く集ま …

lca cfp

汎用プラスチック とは

汎用プラスチックとは、プラスチックの中でも約8割程を占める一般的な熱可塑性樹脂のプラスチックで、生活用品や工業製品などに大量に使われています。プラスチックの中では、価格的に安価であり、加工性が良く、量 …

lca cfp

ポリマー(重合体)/polymer とは

ポリマー(重合体)/polymerとは、「ポリ」が多数を意味し、「マー」は分子の繰り返しを意味します。一般的には、合成樹脂(プラスチック)のことを指します。 たとえば、ポリ塩化ビニルは、塩化ビニル(モ …

lca cfp

融点とは?【融点一覧表】

融点とは、熱をかけることで固体物質が液体に変わる転移温度のことを指します。樹脂プラスチックの中で、一般的に融点が存在するのは高密度ポリエチレンやポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの結晶性樹 …

lca cfp

熱可塑性樹脂 とは

樹脂・プラスチックは、「熱可塑性樹脂」と「熱硬化性樹脂」に大枠で分けられます。 樹脂・プラスチックは常温では硬く、熱を加えると柔らかくなります。またこれを冷やすとそのままの形状で硬化しますが、さらにも …