樹脂プラスチック材料環境協会 / Resin & Plastic Materials Environmental Association

原料・材料・機械・加工・環境ソリューションまで、信頼できる企業とダイレクトに接続。/ Raw materials, machinery, processing technologies, and environmental solutions — all in one network.

     

化学用語 用語集

ウィッティヒ反応(Wittig reaction)とは

ウィッティヒ反応(Wittig reaction)とはアルデヒドやケトンとリンイリドによってアルケンを生成する反応で、ゲオルク・ウィッティヒによって1954年に報告されました。カルボニル基の炭素-酸素の二重結合を炭素-炭素の二重結合に置き換えられる反応として活用されています。

ウィッティヒ反応で用いられるリンイリドはウィッティヒ試薬とも呼ばれています。典型的なのはハロゲン化アルキルとトリフェニルホスフィンの反応によって生じるホスホニウム塩に対してn-ブチルリチウムやカリウムヘキサメチルジシラジド(KHMDS)などを作用させることにより発生させるイリドです。ホスホニウム塩の形成によってリン原子が形式電荷を持ち、隣接するカルボアニオンを安定化させることによってイリドが形成されます。イリドは求核性を持つため、カルボニル基の炭素に求核付加反応を起こします。求核付加反応によって発生したアルコキシドがリンと共有結合を形成し、安定なトリフェニルホスフィンオキシドを形成するように脱離反応が進行してアルケンが生成します。

ウィッティヒ反応ではイリドの安定性によってアルケンの幾何異性体の選択性に違いがあります。一般的には安定イリドからはE体、不安定イリドからはZ体が生成するのが特徴です。

このページに掲載されている企業・商品・材料等情報は、当協会が各企業の公式ホームページに掲載されている情報等を収集した上で、掲載を行っております。情報を精査し正しい情報掲載をしておりますが、当協会がそれを保証するものではありません(情報に誤りがあった場合は、お問合せフォームよりご連絡ください)。また、各種引用元のデータの変更、追加、削除などにより生じる情報の差異について、当協会は一切の責任を負わないものとします。当協会は、当サイトの掲載情報から直接的、または間接的に発生したと思われるいかなる損害についても責任を負わないものとします。  

-化学用語, 用語集
-

関連記事

lca cfp

3員環エーテル構造を有するエポキシド(epoxide)

エポキシド(epoxide)とは3員環エーテル構造を有する有機化合物です。オキシランやオキサシクロプロパンとも呼ばれます。ひずんだ3員環構造を有するため、エポキシドは求核剤との反応によって開環反応が起 …

lca cfp

SUS(Steel Use Stainless)

ステンレスを指す言葉。JIS記号からきた通称。

lca cfp

ブタンジオール/長鎖ジカルボン酸共重合体とは

ブタンジオール/長鎖ジカルボン酸共重合体はブタンジオールと長鎖ジカルボン酸のエステル縮合による共重合で合成される樹脂です。狭義ではGSIクレオスが製造している1,4-ブタンジオールと炭素数9の長鎖ジカ …

lca cfp

ポリ乳酸/ポリカプロラクトン共重合体とは 

ポリ乳酸/ポリカプロラクトン共重合体とはポリ乳酸(PLA)とポリカプロラクトン(PCL)のブロック重合によって合成されるマルチブロック共重合体です。PLAとPCLの直接縮合による合成法が主流で、オクチ …

lca cfp

分子構造安定化に寄与するインターカレーション

インターカレーション(intercalation)とは分子構造に存在する空隙に挿入して安定化を受ける反応です。層状構造が形成されている際に2つの層の間に挿入されるのが典型的で、挿入された化合物は層間化 …