樹脂プラスチック材料環境協会 / Resin & Plastic Materials Environmental Association

ほしい「原料・材料・素材・機械・加工・技術・環境ソリューション」を持つメーカーと、直接つながる / "Connect directly with manufacturers that provide the desired raw materials, components, machinery, processing techniques, technologies, or environmental solutions."

     

用語集

摺動性を評価するための【PV値】とは?

PV値とは、プラスチック摺動部品の摺動性を評価テストする値として存在します。材料の摩擦が主に荷重とすべり速度に依存することから、その材料の使用できる限界値を限界PV値と言います。
たとえば、ポリカーボネート(PC)の限界PV値は、V=60cm/secのとき、PV値は240とすると、加えることができる圧力は、P=240/60=4kg/㎠となります。

各種プラスチック材料 PV値

プラスチック材料品種PV値
(kg/㎠xm/min)
ポリ4フッ化エチレン(PTFE)ナチュラル60
ガラス繊維入り420
ポリアセタール(POM)ナチュラル600~3600
ガラス繊維入り5100~9300
フッ素樹脂入り900~2200
ポリアミド(PA)ナチュラル260~7600
ガラス繊維入り760~7620
ポリカーボネート(PC)ナチュラル120~1200
フッ素樹脂入り360~1800
ポリブチレンテレフタレート(PBT)含油300~600
ポリフェニレンオキシド 含油400~1000
フェノール樹脂(PF)含油600~1500
このページに掲載されている企業・商品・材料等情報は、当協会が各企業の公式ホームページに掲載されている情報等を収集した上で、掲載を行っております。情報を精査し正しい情報掲載をしておりますが、当協会がそれを保証するものではありません(情報に誤りがあった場合は、お問合せフォームよりご連絡ください)。また、各種引用元のデータの変更、追加、削除などにより生じる情報の差異について、当協会は一切の責任を負わないものとします。当協会は、当サイトの掲載情報から直接的、または間接的に発生したと思われるいかなる損害についても責任を負わないものとします。  

-用語集
-

関連記事

lca cfp

アミノ酸(amino acid)とは

アミノ酸(amino acid)とはアミノ基とカルボキシル基を有する化合物です。狭義ではアミノ基とカルボキシル基が同じ炭素原子に結合しているα-アミノ酸を指しますが、隣接する炭素にそれぞれアミノ基とカ …

lca cfp

加水分解 とは

加水分解とは、反応物が水に反応して起こる分解反応です。 このとき水分子 (H2O) は、生成物の上で H(プロトン成分)と OH(水酸化物成分)に分かれて分解生成物の中に入ります。反応形式に沿って分類 …

lca cfp

耐候性試験(Weathering test)とは

耐候性試験(Weathering test)とは、プラスチックの耐劣化性試験のひとつ。自然の天候、または、人工の条件下における材料やコーティングの劣化具合を調べる試験のこと。 また耐候性試験は、材料や …

lca cfp

プライマー(Primer)

プライマー(Primer)とは、下塗り塗料を指す言葉。被塗装物に対して塗料の接着強度を高める目的で使用します。 プライマーは、接着促進剤または化学架橋とも呼ばれ、基材と被着体の接着層として機能し、接着 …

lca cfp

プレポリマー(prepolymer)とは

プレポリマー(prepolymer) とは、モノマーの重合もしくは縮合反応を途中段階でストップさせた中間材料です。このプレポリマーの状態は、ポリマーの前の段階であり、硬化剤を使うことで簡単に重合や架橋 …