プレポリマー(prepolymer) とは、モノマーの重合もしくは縮合反応を途中段階でストップさせた中間材料です。このプレポリマーの状態は、ポリマーの前の段階であり、硬化剤を使うことで簡単に重合や架橋反応させることができます。この特性を用いて、ジアリルフタレート樹脂やウレタン樹脂系接着剤・シリコン樹脂系接着剤に使用されるケースがあります。
関連記事
-
-
極性溶媒中で非極性の疎水性分子や非極性官能基が凝集する疏水効果
疎水効果(hydrophobic effect)とは極性溶媒中で非極性の疎水性分子や非極性官能基が凝集する効果です。疎水効果は水中で両親媒性分子がミセルを形成する現象のように親水性分子同士、疎水性分子 …
-
-
ポリテトラメチレンアジペート・コ・テレフタレートとはGSIクレオスによって販売されているPBATです。ポリブチレンアジペートテレフタラートとも呼ばれ、1,4-ブタンジオール(1,4-BD)、アジピン酸 …
-
-
配位子(ligand)とは金属錯体の中心金属に対して配位結合している化合物です。金属イオンはさまざまな配位子による配位を受けて安定化されています。配位子はルイス酸性を持っていて空のp軌道やd軌道を持つ …
-
-
電離(ionization)とは電荷的に中性の分子がカチオンとアニオンに分離する現象です。広義では原子や分子が電子を授受することによってカチオンまたはアニオンになることを指します。狭義では電解質を水に …