樹脂プラスチック材料環境協会 / Resin & Plastic Materials Environmental Association

原料・材料・機械・加工・環境ソリューションまで、信頼できる企業とダイレクトに接続。/ Raw materials, machinery, processing technologies, and environmental solutions — all in one network.

     

化学用語 用語集

PETS(ポリエチレンテレフタラートサクシネート/Polyethylene Terephthalate succinate)とは

PETSとはポリエチレンテレフタラートサクシネート(Polyethylene Terephthalate succinate)です。PETSは生分解性プラスチックの一種でDuPont社によって生産されています。

PETSはエチレングリコール、テレフタル酸、コハク酸の共重合によって合成されるポリエステル系の樹脂です。ペットボトルの素材として有名なPETはエチレングリコールとテレフタル酸の共重合によって合成されますが、生分解性はありません。芳香族エステルしかないPETとは違い、PETSは加水分解を受けやすい脂肪酸エステルが含まれていることから環境中で生分解が進みやすい性質があります。バイオ由来のコハク酸を利用することで、完全に石油由来ではないPETSが開発されています。100%バイオ化は実現されていませんが、生分解性がある点で環境負荷が小さいプラスチックとして活用されています。

PETSは結晶融点が195℃で、生分解性プラスチックの中では高くて高温にも堪えられるのが特徴です。密度も1.35程度でPET(密度1.34~1.39)に近い性質を備えています。そのため、PETS はPEFやPETGと並んで既存プラスチックの代替原料として注目されています。

このページに掲載されている企業・商品・材料等情報は、当協会が各企業の公式ホームページに掲載されている情報等を収集した上で、掲載を行っております。情報を精査し正しい情報掲載をしておりますが、当協会がそれを保証するものではありません(情報に誤りがあった場合は、お問合せフォームよりご連絡ください)。また、各種引用元のデータの変更、追加、削除などにより生じる情報の差異について、当協会は一切の責任を負わないものとします。当協会は、当サイトの掲載情報から直接的、または間接的に発生したと思われるいかなる損害についても責任を負わないものとします。  

-化学用語, 用語集
-, , , ,

関連記事

lca cfp

ニトロン(nitrone)とは

ニトロン(nitrone)とはイミンのN-オキシドあるいはオキシムのN-アルキル化体に相当する有機化合物です。ニトロンはN-アルキルヒドロキシルアミンとアルデヒドまたはケトンの脱水縮合によって合成する …

lca cfp

熱硬化性樹脂 とは

樹脂・プラスチックは大きく2つの種類に分けられ、その分け方は「熱可塑性樹脂」と「熱硬化性樹脂」に分けられます。 熱硬化性樹脂は、樹脂・プラスチック自体を熱で温め柔らかくすることで形状を変化させることが …

lca cfp

ブロック重合(block copolymerization)とは

ブロック重合(block copolymerization)とはオリゴマーやポリマーを一つのブロックとして結合させる共重合の一種です。重合方法によってAB型、ABA型、ABC型などのさまざまな種類のポ …

lca cfp

極性溶媒中で非極性の疎水性分子や非極性官能基が凝集する疏水効果

疎水効果(hydrophobic effect)とは極性溶媒中で非極性の疎水性分子や非極性官能基が凝集する効果です。疎水効果は水中で両親媒性分子がミセルを形成する現象のように親水性分子同士、疎水性分子 …

【機械特性試験】引張強さ試験(JIS K 7113)

ダンベル型試験片を使い、荷重及び引張速度をかえて試験を行います。熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、強化プラスチックについて規定されています。 引張り強さ σ=F/A σ:引張降伏強さ、引張破壊強さ、規定ひず …