樹脂プラスチック材料環境協会 / Resin & Plastic Materials Environmental Association

原料・材料・機械・加工・環境ソリューションまで、信頼できる企業とダイレクトに接続。/ Raw materials, machinery, processing technologies, and environmental solutions — all in one network.

     

化学用語 用語集

分子間力は静電相互作用によって制御される斥力・引力

分子間力(intermolecular force)とは分子同士に働くさまざまな種類の引力です。拡散によって接近した分子の間に分子間力が働くことで分子間反応が起きたり、複合体が形成されたりします。分子間力のエネルギーは結合に比べると低いですが、分子間相互作用に大きな影響があります。 

分子間力は静電相互作用によって制御される斥力・引力です。分子が持つ電荷や双極子によって生じた極性によってプラス同士、マイナス同士の部分には斥力が働き、プラスとマイナスの部分には引力が働くのが基本的な仕組みです。分子間力の強さはクーロンの法則によって計算可能で、各分子の持つ電荷に比例し、距離の二乗に反比例するエネルギーになります。 

プラスの電荷を持つ陽イオンとマイナスの電荷を持つ陰イオンのイオン間相互作用は強い分子間力を持ちます。双極子モーメントによって生じる極性に基づく双極子相互作用は弱い分子間力の代表例です。特に一時的に誘起された双極子モーメントによるファンデルワールス力は弱いエネルギーの相互作用です。水素結合は広い意味では分子間力に該当します。電気陰性度の高い原子に水素が結合している際に水素原子がプラスの電荷を帯びるため、マイナスの電荷を帯びている官能基と相互作用を起こすという原理です。

このページに掲載されている企業・商品・材料等情報は、当協会が各企業の公式ホームページに掲載されている情報等を収集した上で、掲載を行っております。情報を精査し正しい情報掲載をしておりますが、当協会がそれを保証するものではありません(情報に誤りがあった場合は、お問合せフォームよりご連絡ください)。また、各種引用元のデータの変更、追加、削除などにより生じる情報の差異について、当協会は一切の責任を負わないものとします。当協会は、当サイトの掲載情報から直接的、または間接的に発生したと思われるいかなる損害についても責任を負わないものとします。  

-化学用語, 用語集
-, ,

関連記事

lca cfp

脆性破壊(brittle fracture)とは

物体に外力を作用させると、弾性変形・塑性変形を生じた後、破壊に至ります。破壊するまでの変形が小さく、かつ、弾性変形のみであって、永久変形がないが、あっても無視できるほどに小さい(たとえば5%以下)とき …

lca cfp

ポリアミドイミド(POLYAMIDEIMIDE,PAI)とは

Contents1 物性2 市販のポリアミドイミド3 用途 物性 ポリアミドイミド(PAI)は、黄色から茶色の色をした高性能非晶質エンジニアリング熱可塑性プラスチックです。優れた熱的、機械的、化学的特 …

lca cfp

尿素ホルムアルデヒド樹脂(UREA-FORMALDEHYDE RESINS/ユリア樹脂/UF)

Contents1 物性2 合成3 市販のUF樹脂4 用途 物性 尿素ホルムアルデヒド(UF)製品(アミノプラストとも呼ばれる)は、高度に架橋された半結晶性熱硬化性プラスチックです。UF樹脂は、その高 …

lca cfp

有機分子触媒反応(Organocatalysis)とは

L-proline 有機分子触媒反応(Organocatalysis)とは古くから化学反応の触媒としてよく用いられてきた金属を用いずに、有機分子を触媒として用いる反応です。 医薬品合成などの精密有機合 …

【機械特性試験】引張強さ試験(JIS K 7113)

ダンベル型試験片を使い、荷重及び引張速度をかえて試験を行います。熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、強化プラスチックについて規定されています。 引張り強さ σ=F/A σ:引張降伏強さ、引張破壊強さ、規定ひず …