樹脂プラスチック材料環境協会 / Resin & Plastic Materials Environmental Association

ほしい「原料・材料・素材・機械・加工・技術・環境ソリューション」を持つメーカーと、直接つながる / "Connect directly with manufacturers that provide the desired raw materials, components, machinery, processing techniques, technologies, or environmental solutions."

     

用語集

熱硬化性樹脂 とは

樹脂・プラスチックは大きく2つの種類に分けられ、その分け方は「熱可塑性樹脂」と「熱硬化性樹脂」に分けられます。

熱硬化性樹脂は、樹脂・プラスチック自体を熱で温め柔らかくすることで形状を変化させることができます。しかし、熱硬化性樹脂の場合は、熱可塑性樹脂とは異なり、一度固まった場合はもう一度加熱しても柔らかくなることはありません。つまり、熱等で二度と形状を変化させることができなくなります。

たとえば、調理器具のなべ蓋のつまみやフライパンの持ち手などの樹脂・プラスチック部分は、熱硬化性樹脂です。

熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂の使用比率は、熱硬化性樹脂の樹脂・プラスチックが全体の10%程度です。
また、熱硬化性樹脂は熱可塑性樹脂と比べ製品種類が少なく、結晶樹脂・非結晶樹脂の分類もありません。

このページに掲載されている企業・商品・材料等情報は、当協会が各企業の公式ホームページに掲載されている情報等を収集した上で、掲載を行っております。情報を精査し正しい情報掲載をしておりますが、当協会がそれを保証するものではありません(情報に誤りがあった場合は、お問合せフォームよりご連絡ください)。また、各種引用元のデータの変更、追加、削除などにより生じる情報の差異について、当協会は一切の責任を負わないものとします。当協会は、当サイトの掲載情報から直接的、または間接的に発生したと思われるいかなる損害についても責任を負わないものとします。  

-用語集
-

関連記事

lca cfp

熱特性試験の種類と評価方法まとめ一覧【比較表】

樹脂プラスチックの熱特性試験評価は、材料が高温や低温でどのように挙動するか、また温度変化に対してどのように反応するかを評価するために行われます。以下に、代表的な熱特性試験の種類と評価方法を比較表にまと …

lca cfp

けん化(saponification)とは

けん化(saponification)とはアルカリ性条件によってエステルを加水分解することです。石鹸の製造でよく用いられていて、油脂をアルカリによって加水分解することにより脂肪酸塩とグリセリンに分解す …

lca cfp

配向力・誘起力・分散力から成るファンデルワールス力

ファンデルワールス力(van der Waals’ force)とは19世紀から20世紀に活躍した物理学者ヨハネス・ディーデリック・ファン・デル・ワールスによって提唱された分子間力の1つで …

ポリエチレンテレフタレート(PET)の成膜不具合と対策

ポリエチレンテレフタレート(PET)の成膜不具合は、製造プロセス中やその後の処理において、様々な原因で発生します。以下に、代表的な不具合の種類とそのメカニズムを一覧表でまとめました。 不具合の種類メカ …

lca cfp

脆化(ぜいか)温度-brittle(ness) temperature/brittle pointとは

脆化(ぜいか)温度[brittle(ness) temperature / brittle point]とは、脆化点ともいわれ、一般的にプラスチックを低温環境にさらし、脆性破壊が起こる限界温度のことを …