樹脂プラスチック材料環境協会 / Resin & Plastic Materials Environmental Association

ほしい「原料・材料・素材・機械・加工・技術・環境ソリューション」を持つメーカーと、直接つながる / "Connect directly with manufacturers that provide the desired raw materials, components, machinery, processing techniques, technologies, or environmental solutions."

     

用語集

プライマー(Primer)

プライマー(Primer)とは、下塗り塗料を指す言葉。被塗装物に対して塗料の接着強度を高める目的で使用します。

プライマーは、接着促進剤または化学架橋とも呼ばれ、基材と被着体の接着層として機能し、接着性を向上させます。

プライマーは主に接着が困難な表面、または湿気や熱に対する耐性に関して非常に高い要求がある用途において使用されることがあります。

あるプライマーのものには、高度に分散したシリカ酸が含まれ、表面を拡張して永久結合を促進するものもあります。

特定の接着剤と互換性のあるプライマーを選択し塗布することは、大抵の場合、基材への最適最良の接着性を達成するための最も適切な方法と言われています。

さらにプライマーは、基材に対して水または他の外部要素の侵入から表面を保護するバリア剤としても役立ちます。

なので、表面仕上げの耐久性と永久粘着性を大幅に向上させることができます。

プライマーは通常、コーティングを適切に乾燥させるため薄膜で塗布されます。そしてプライマーの接着時間を長くすくことによって、プライマーの塗布と接着プロセスは、一般的に異なるプロセスで行うことができます。

材料によっては、プライマーを塗布する前に、基材によっては「酸化前処理」が必要になる場合があります。

プライマーと架橋剤を混合することにより、基材への接着​​性とプライマーフィルムの凝集性を改善できます。一部の材料(PPなど)では、架橋剤を添加する必要があります。

プライマーを使用するメリット

  • 接着剤の普遍的な使用
  • 異なる素材・材料への接着
  • 厳しい要件を満たす密着性
  • 前処理段階の表層の保持・保護
このページに掲載されている企業・商品・材料等情報は、当協会が各企業の公式ホームページに掲載されている情報等を収集した上で、掲載を行っております。情報を精査し正しい情報掲載をしておりますが、当協会がそれを保証するものではありません(情報に誤りがあった場合は、お問合せフォームよりご連絡ください)。また、各種引用元のデータの変更、追加、削除などにより生じる情報の差異について、当協会は一切の責任を負わないものとします。当協会は、当サイトの掲載情報から直接的、または間接的に発生したと思われるいかなる損害についても責任を負わないものとします。  

-用語集
-

関連記事

lca cfp

射出成形の成形温度(射出温度・整形温度)の一覧データ

樹脂プラスチックの射出成形では、各樹脂の種類に応じて最適な成形温度があります。成形温度は、材料の種類、金型温度、射出時の樹脂温度などに大きく影響されます。以下に、代表的な樹脂プラスチックの射出成形にお …

lca cfp

特定フロン(specified freons)とは

特定フロン(specified freons)とはオゾン層を破壊する物質としてモントリオール議定書で定義されたフロン類です。オゾン層破壊係数が大きいCFCがまず生産・排出・貿易の規制対象となり、オゾン …

lca cfp

ペルオキシアシルナイトレート(PAN / Peroxyacylnitrate)とは

ペルオキシアシルナイトレート(PAN / Peroxyacylnitrate)とは光化学オキシダントの一種で、ラジカル種と酸素、二酸化窒素の反応によって生成します。一般的な生成機構としてはVOCと酸素 …

lca cfp

光化学反応(photochemical reaction)とは

光化学反応(photochemical reaction)とは物質に光を照射することによって引き起こされる化学反応です。物質はさまざまな波長の光を吸収して励起される性質を持っています。光の波長によって …

樹脂プラスチックの硬度一覧比較表

以下は、代表的な樹脂プラスチック材料の硬度を比較した表です。樹脂の硬度は、用途や特性に応じて変わります。一般的には、硬度の測定にはショア硬度(Shore AまたはShore D)やロックウェル硬度が使 …