PMMA/PC 2層フィルムとは
PMMA/PC 2層フィルムは、アクリル/ポリカーボネートの2層構造のフィルムであり、主に自動車CID（センターインフォメーションディスプレイ）やHUD（ヘッドアップディスプレイ）のカバー材料、自動車内装加飾フィルムの基材として使用されています。
このフィルムの特徴としては、アクリルの表面高度とポリカーボネートの耐衝撃性を兼ね備えた材料であり、耐候グレードなども存在します。
加工方法は、フィルムインサート成形やプレフォーム成形、トリム、切削、印刷などの加工がされます。
株式会社ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジー
| 商 号 | 株式会社ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジー |
| 英文名 | Wavelock Advanced Technology Co.,Ltd. |
| 代表者 | 代表取締役 兼 執行役員社長 島田 康太郎 |
| 設 立 | 2010年 （平成22年） 4月1日 |
| 事業内容 | 合成樹脂、各種材料の加工・販売およびコンサルティング |
| 資本金 | １億円 |
| 決算期 | 毎年3月31日 |
| 株 主 | ウェーブロックホールディングス株式会社 100％ |
PMMA(または特殊PC)とポリカーボネート（PC）、特性の異なる樹脂を積層することで、表面硬度と耐衝撃性の相反する物性を両立しています。
また、3D成形が可能で、光学特性にも優れLCD・タッチパネル・CID（センターインフォメーションディスプレイ）・HUD（ヘッドアップディスプレイ）の用途に適しています。
- ShineTech® AW‐10 [標準グレード]：
PMMA/PC樹脂2層品 - ShineTech® AW‐10U [耐光性]：
AW‐10と同等の物性を有しながら、PCの弱点である紫外線による黄変劣化を低減させました。 - ShineTech® AW‐10SU [高耐光性]：
PMMA／PC2層シートの特性を維持し、耐光性をさらに向上させました。 - ShineTech® PW‐10U [低反り・高耐衝撃]：
表層に特殊PCを用いることで、従来品の欠点とされる吸湿による反り変形を最小限に抑えました。
三菱ガス化学株式会社
| 社名 | 三菱ガス化学株式会社（登記社名：三菱瓦斯化学株式会社） MITSUBISHI GAS CHEMICAL COMPANY, INC. |
| 所在地 | 〒100-8324 東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル本社地図 |
| 創業 | 1918年（大正7年）1月15日 |
| 設立 | 1951年（昭和26年）4月21日 |
| 資本金 | 419.7億円（2021年3月末現在） |
| 決算期 | 3月 |
| 従業員数 | 2,427名【連結：8,998名】（2021年3月末現在）組織図 |
3D形状と、高い意匠性を実現できるインサート成形用フィルムグレードです。高い成形性と優れた表面性能（耐薬品性、耐擦傷性）を両立させた品種も用意しております。ヘッドアップディスプレイ（HUD）用途での使用も可能です。
