樹脂プラスチック材料環境協会 / Resin & Plastic Materials Environmental Association

原料・材料・機械・加工・環境ソリューションまで、信頼できる企業とダイレクトに接続。/ Raw materials, machinery, processing technologies, and environmental solutions — all in one network.

     

化学用語 用語集

極性溶媒中で非極性の疎水性分子や非極性官能基が凝集する疏水効果

疎水効果(hydrophobic effect)とは極性溶媒中で非極性の疎水性分子や非極性官能基が凝集する効果です。疎水効果は水中で両親媒性分子がミセルを形成する現象のように親水性分子同士、疎水性分子同士が凝集させる効果も含みます。 

疎水効果はファンデルワールス力などの分子間力による引力によって形成される場合もあります。しかし、引力の存在は必須ではなく、極性溶媒中では極性溶媒の静電引力や水素結合などによるエネルギー安定化が原動力となって疎水効果が生じる現象も存在します。熱力学的には系全体のエネルギーが最安定になるように分子が配列・配向するため、疎水効果は極性溶媒分子の相互作用による安定化が重要な寄与をするのが一般的です。 

疎水効果は樹脂の重合やタンパク質のフォールディングなどのさまざまな化学・生物現象の中で見出されています。一般的な有機化学反応では有機溶媒を用いて疎水性の高い分子同士を反応させますが、水中で反応させることで疎水性分子を凝集させて反応を促進する方法も開発されています。樹脂の重合でも疎水性モノマーを水中で重合させる、あるいは界面活性剤の存在下で水中で重合させるといった方法で重合度や重合速度の調整がおこなわれています。

このページに掲載されている企業・商品・材料等情報は、当協会が各企業の公式ホームページに掲載されている情報等を収集した上で、掲載を行っております。情報を精査し正しい情報掲載をしておりますが、当協会がそれを保証するものではありません(情報に誤りがあった場合は、お問合せフォームよりご連絡ください)。また、各種引用元のデータの変更、追加、削除などにより生じる情報の差異について、当協会は一切の責任を負わないものとします。当協会は、当サイトの掲載情報から直接的、または間接的に発生したと思われるいかなる損害についても責任を負わないものとします。  

-化学用語, 用語集
-,

関連記事

lca cfp

樹脂プラスチックの難燃性規格まとめ(UL,IEC,ISO,DIN,EN,FMV,GB)

プラスチックの難燃性に関する規格は、材料が火に対してどれだけ抵抗できるかを評価するための基準です。以下に、主な難燃性規格をまとめました。 プラスチックの難燃性に関する主な規格 1. UL 94(アメリ …

lca cfp

ホルムアルデヒド(formaldehyde)とは

ホルムアルデヒド(formaldehyde)とはHCOHやCH2Oの化学式で示されるアルデヒドです。常温では刺激臭を持つ気体ですが、高濃度になると容易に分子間反応によるトリオキサンの形成や重合によるパ …

lca cfp

光延反応(Mitsunobu reaction)とは

光延反応(Mitsunobu reaction)は1967年に光延旺洋によって報告された汎用性のある求核置換反応です。水酸基を反応系中で脱離基として、酸性度が高い求核剤やアミンなどによる求核置換反応を …

lca cfp

パーフルオロカーボン類(PFCs/perfluorocarbons)とは

パーフルオロカーボン類(PFCs)は炭素原子とフッ素原子から構成される化合物で、フロン類の一種です。パーフルオロカーボン類に含まれる物質として代表的なのはPFC-14(CF4)、PFC-116(C2F …

lca cfp

ポリマー(重合体)/polymer とは

ポリマー(重合体)/polymerとは、「ポリ」が多数を意味し、「マー」は分子の繰り返しを意味します。一般的には、合成樹脂(プラスチック)のことを指します。 たとえば、ポリ塩化ビニルは、塩化ビニル(モ …