樹脂プラスチック材料環境協会 / Jushi Plastic Material Environment Association

ほしい「原料・材料・素材・機械・加工・技術・環境ソリューション」を持つメーカーと、直接つながる / "Connect directly with manufacturers that provide the desired raw materials, components, machinery, processing techniques, technologies, or environmental solutions."

     

化学用語 用語集

ポリペプチド(polypeptide)とは

ポリペプチド(polypeptide)とはアミノ酸のペプチド結合によって生み出されるポリマーです。狭義ではα-アミノ酸がモノマーのときに限られますが、広義ではβ-アミノ酸やγ-アミノ酸がペプチド鎖に含まれていてもポリペプチドと呼びます。 

アミノ酸がペプチド結合で連結した化合物は2つならジペプチド、3つならトリペプチドと呼ぶのが一般的です。構成されるアミノ酸の数が少ないときにはオリゴペプチドと呼ばれます。10個程度を目安にして、数が少ない場合にはオリゴペプチドと呼びますが、明確な定義があるわけではありません。 

ポリペプチドは生物によって生合成されていて、折り畳みによって特徴的な立体構造を持つタンパク質として生産されています。人がポリペプチドを人工合成した場合には、必ずしも生物が生合成したタンパク質と立体構造は一致しません。ポリペプチドによるポリマー開発が難しい理由になっています。ただ、ポリグルタミン酸やポリリジンのように単一のアミノ酸をモノマーとするポリペプチドについては実用されています。生体親和性の高い素材や、食品用途での利用が主です。モノマーは天然から獲得できるため、バイオポリマー合成の方法としてもポリペプチドが注目されています。 

このページに掲載されている企業・商品・材料等情報は、当協会が各企業の公式ホームページに掲載されている情報等を収集した上で、掲載を行っております。情報を精査し正しい情報掲載をしておりますが、当協会がそれを保証するものではありません(情報に誤りがあった場合は、お問合せフォームよりご連絡ください)。また、各種引用元のデータの変更、追加、削除などにより生じる情報の差異について、当協会は一切の責任を負わないものとします。当協会は、当サイトの掲載情報から直接的、または間接的に発生したと思われるいかなる損害についても責任を負わないものとします。  

-化学用語, 用語集
-, , ,

関連記事

lca cfp

エステル結合(ester bond)とは

エステル結合とは酸と水酸基の脱水縮合によって形成される共有結合です。狭義ではカルボン酸とアルコールによって形成された結合を意味しますが、広義ではスルホン酸やリン酸などの無機酸との脱水縮合によってできた …

lca cfp

CPE(塩素化ポリエチレン/Chlorianted Polyethylene)とは

Contents1 CPE(塩素化ポリエチレン/Chlorianted Polyethylene)とは2 CPE(塩素化ポリエチレン/Chlorianted Polyethylene)の特性3 CPE …

lca cfp

インサート成形(insert molding)とは

Contents1 インサート成形とは?2 インサート成形を行うとコストダウンにつながる?3 インサート成形の注意点 インサート成形とは? 成形前に金型内に金属部品を挿入し、射出により金属部品の周りを …

lca cfp

PBS(ポリブチレンサクシネート/PolyButyleneSuccinate)とは

PBSとはポリブチレンサクシネート(PolyButyleneSuccinate)です。狭義では1,4-ブタンジオールとコハク酸のみの重合によって合成される樹脂ですが、広義では添加剤を用いて物理的性質を …

lca cfp

共有結合(covalent bonding)とは

共有結合(covalent bonding)とは原子と原子の間に形成される化学結合の一種で、結合に関与する電子対を共有する仕組みになっています。一般的には2つの原子の両方から価電子が出されて共有される …