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用語集

廃プラスチック とは

中国が輸入禁止する廃プラスチック

2017年のニュースに取り上げられた中国における廃プラスチック輸入禁止問題をきっかけに、廃プラスチックの認知度が一気に上昇しました。廃プラスチックとは、使用後に廃棄されるプラスチックのことです。その廃プラスチックは以前までは日本から中国に多く輸出され、現地中国で再利用されていました。

しかし、2017年に中国当局の取締りによって、廃プラスチックを取扱う業者が一斉に摘発されました。その影響により、世界各国で中国向けに廃プラスチックを輸出している業者が販売先を失い、ビジネスを行うことが難しくなっています。

このような事態になったきっかけは、2016年に上映されたドキュメンタリー映画の「プラスチック チャイナ」によるものです。この映画の上映を機に、中国当局は廃プラスチックおよび、古紙、金属スクラップの輸入を禁止しました。摘発にあった業種の内、廃プラスチック業者は全体の約85%以上に上ります。金属スクラップ業者は、約25%程度です。

そもそも、中国において海外の廃プラスチックを再利用しリサイクル製品を製造することは、樹脂プラスチックのバージン材料を使用するよりコストを安くすることができました。また、日本から持ち込まれていた産業廃プラスチックは、中国国内の廃プラスチックと比べ品質が良くニーズがありました。

今後はマレーシア・タイなどのアジア圏で廃プラスチックのリサイクル、またはリペレットが行われ、中国等のプラスチック消費国に持ち込まれるかもしれません。


一般廃プラスチック と 産業廃プラスチック

廃プラスチックとは、使用後に廃棄されるプラスチックのことであり、その種類には「一般廃プラスチック」と「産業廃プラスチック」に分けられます

一般廃プラスチックとは

一般廃プラスチックとは、使用後のペットボトルや食品用トレイなどの一般廃棄物です。一般廃棄物全体(紙や厨芥類を含む)の数量は、平成11年〜19年まで年間約5,000〜5,500万トンありましたが、平成25〜27年には年間約4,500万トンを下回る量になりました。環境省の平成28年度調査によると、一般廃棄物の割合について湿重量比では、「紙類」が32%、「厨芥類」が31%、次いで「プラスチック類」が11%、「木・竹・草等」、「ガラス類」、「繊維類」、「金属類」が7〜3%という情報です。廃プラスチックは、日本の一般廃棄物の中でも第3位に多い廃棄物と言え、それだけ多くの樹脂プラスチック製品を使用しているとも言えます。

また、日本において平成27年度の一般廃棄物全体の総処理量は4,170万トンでしたが、その約8割が直接消却されました。資源化等の中間処理は13.9%、直接資源化についてはたった4.9%です。このように一般廃棄物については、ほぼリサイクルが出来ていない領域と言えます。


出典画像:一般社団法人 プラスチック循環利用協会


産業廃プラスチックとは

産業廃プラスチックとは、主に工場などで排出される廃棄物です。日本全体の産業廃棄物(汚泥・動物の糞尿・がれき等を含む)は、平成10年〜26年までで年間約3億5千万トン強〜4億トン弱の数量になっています。その中で、廃プラスチックは、1.7%程度に過ぎず、ほとんどが汚泥の43.0%、動物のふん尿の20.7%、がれき類の16.4%となっています。

また処理量では、産業廃棄物全体で3億9千3百万トン。その内訳は、再生利用量は約53.4%、減量化量は約44.0%、最終処分量は約2.6%です。比較的多くのものが再生利用がなされている状況ですが、産業廃棄物の総量は一般廃棄物の総量に比べ1桁大きいので、今後も再利用性を高めることが課題になっています。


出典画像:一般社団法人 プラスチック循環利用協会


プラスチック生産量 と 廃プラスチック排出量 と 廃プラスチックの再利用率


樹脂の生産量は、2009年頃から一気に減少し、2015年の樹脂生産量は1,086万トンです。また、国内樹脂製品消費量は2009年以前に比べれば少なくなりましたが、2010年以降は横ばいになっています。廃プラ総排出量もそれに従い、2003年以降のデータですが減少傾向にあります。

ただ上記の数値に反比例して、廃プラスチックの有効利用率は年々上昇しています。廃プラスチックの有効利用率は、2003年の54%に比べ2015年には83%もの割合になっています。

出典画像:一般社団法人 プラスチック循環利用協会

  • ケミカルリサイクルとは、高炉・コークス炉原料+ガス化+油化 にするもの。
  • サーマルリサイクルとは、(エネルギー回収)=固形燃料/セメント原・燃料+発電焼却+熱利用焼却 するもの。
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