ABS樹脂シート・板とは
ABS樹脂シート（またはABS樹脂プレート・板とも呼ぶ）とは、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレンを共重合させ、押出し機やカレンダー成形機でシーティングしたもの。ABS樹脂の製造方法は、ブレンド方法・グラフト方法・グラフトブレンド方法 の３種類があります。ABS樹脂の特徴は、耐薬品性（アルカリ性・酸性）に強く、光沢性があり、加工性も良く、寸法安定性も良いです。また、機械特性においても樹脂プラスチックの中でバランスの取れた素材です。ABS樹脂シートは、主に住宅設備関係や自動車、家電部品、ゲーム機、玩具、キャリーケースなどの用途に使用されています。
以下より、ABS樹脂シート・板・プレート(ABS Sheet)を取扱う販売メーカーと販売製品を選んで下さい。（順不同表示）
住友ベークライト株式会社
タフエースは住友ベークライトのハイテクノロジーな押出し機械と製造設備により、成形性・衝撃強度・耐熱性等が良いABS樹脂シートです。加工特性が良く様々な領域で使用されています。また、シート色や表層面の種類も豊富で各種標準在庫を取り揃えています。耐熱性、耐候性、透明性、成形性が良い品種もあります。
- タフエースR （一般グレード）
- タフエースT （透明グレード）
- タフエースH （耐熱グレード）
- タフエースE （耐候グレード）
タキロンシーアイ株式会社
タキロンシーアイは、建築資材・環境資材・高機能材料・機能フィルムなど様々な分野で事業を展開しており、暮らしや生活・社会に役立つ製品を生み出しています。その中でも、タキロンシーアイ製ABS樹脂シートは、標準色では白色とナチュラル色があり、基本的にはナチュラル色の１mmx１０００mmx２０００mmサイズが標準品としてナインナップされています。それ以外の白色や他厚み、シボ有りなどは特注生産品となります。建築資材や家電部材など多くの用途で使用されています。
- 成形用材料 ABS
森野化工株式会社
森野化工はABS樹脂シートを受注生産しており、その成形方法はカレンダー成形や押出し成形、多段プレス成形で行います。また、シート表層加工も艶・マット（片面・両面）・ヘアーラインが可能です。森野化工の特徴として、薄物のプラスチックシートメーカーとして塩ビ・ABS樹脂を中心に製造を行っています。透明材や白黒色、他カラフル色なども多品種少量ロットで製造ができ、短納期の対応が可能です。
- 一般品
- 耐光性を向上させた建材向け
- 透明品
- 耐熱品
- 耐候品
- ＰＣ（ポリカーボネート）アロイ品
東レプラスチック精工株式会社
東レプラスチック精工は、東レ株式会社が株式の３分2を出資している樹脂・プラスチック製品の製造及び販売メーカーです。原料メーカーである東レと提携し原料から成形・二次加工までの一気通貫体制を保有し、高機能で高品質な樹脂・プラスチック素材と射出製品が提供できることが特徴です。また、東レプラスチック精工が製造するABSスーパー（低歪みブレード）は、今までの歪み問題ニーズに対応した機能的な特注ABS樹脂シートです。そして標準グレードもありますので、幅広いニーズにも対応できます。
- ABS（NC），（BK），（WH）・・・標準グレード（ナチュラル色、黒色、白色）
- ABS（NC），（BK）スーパー・・・低歪みグレード（ナチュラル色、黒色）
RP東プラ株式会社
RP東プラは、シート成形・シートの熱成形・特殊射出成形の3つの加工テクノロジーを軸に、マテリアル研究から加工テクノロジー開発、製品設計までを総合的に行えるシート製品メーカーです。RP東プラのABS樹脂シート製品では、NOAFORTE-A（住宅部材用ABSシート）の外観と強度に優れたABS樹脂シートや141B対応電気冷蔵用特殊ABSシートであるNOAFORTE-AB、シクロ対応電気冷蔵庫用ABSシートのNOAFORTE-ACがラインナップされています。
- NOAFORTE-A （住宅部材用ABSシート）
- NOAFORTE-AB （141B対応電気冷蔵用特殊ABSシート）
- NOAFORTE-AC （シクロ対応電気冷蔵庫用ABSシート）
